< 作品コンセプト等 >

これは、MP5Kが入ったブリーフケース．．．いわゆるアタッシュ・ケースです。

あくまでも今回の主役はケースであり、MP5Kは付属なのです。(^_^)

H&K社のコッファーが紹介される場合、ケースに入れたまま射撃するタイプが多いのですが、コイツの正式な射撃フォームは結構カッコ悪くて、なんだか駅弁を売っている様な感じなので、私はあまり好きではありません。

　ケース内蔵式コッファーの撃ち方のお手本です。
　「峠の○飯」を売っているワケではありません（笑）。

しかし、以前TVで見た別バージョンにはワンタッチでケースが下に落ちて内部のMP5Kが突然出現するタイプもあって、その映像が頭から離れない私は迷わずこちらの「ケース落下式」を製作する事にしました。（笑）．．．確かこれ、フランスの警察特殊部隊が装備していたかと思われます。

○ マルゼン・ＭＰ５Ｋ

オープンボルトだった発射機構を、クローズドボルトにカスタムしてあります。
これは実銃MP5のセールスポイントでもある部分ですから、私としてはどうしても譲る事が出来ませんでした（笑）。

　※ オープンボルト → クローズドボルトへの加工　詳しくは、コチラをご参照下さい。

○ スコープマウント

東京マルイの電動ガン用パーツをマルゼンのレシーバーに合う様に加工してあります。レシーバーのトップ面が当たる部分と、動かない方の「足」を少しづつ様子を見ながら削って合わせました。

また、マウントを取り外す際に使うレバーは途中で切り取って、それを反対側に移植してあります。
こうした事の理由は．．．実はそのままだとケースが落ちた時に、このレバーにケースが当たって、マウントが外れてしまうんですよ(^_^;;;)。

キャリング・ハンドル（取っ手）ですが、ハガキ大の版画用木材を芯にして、それにアクリル板を貼り付けた後に形状を整えています。
その後、マウントへコイツを装着する為に、安売りで別途購入したスコープリングの下側にある、マウントレールと接するアジャスター部分だけを切り取ってハンドルにネジ留めしてあります。

○ ブリーフケース（アタッシュケース）

最近のブリーフケースは高価で、こんな事に使うなんて勿体無いですから「安売りの殿堂・ドン○ホーテ」で購入した中国製の安物を使っています（爆）。
（実はこれ、マルゼン・MP5Kの別売り50連マガジンより安かったです(^_^;;;)）

内部でMP5Kがガタつかない様に、厚めの発泡ゴムシートをMP5の形状に合うように切ってから内部に接着した後、邪魔にならない位置へ強制的にケースを開かせるの為のスプリングを仕込んであります。

開閉ギミックは、ケース上部の合わせ目の両側をピン一本で連結できる様にして、キャリング・ハンドルを握った手の人差し指でピンを引き抜く事によりワンタッチでケースが「パカッ！」と開く様にしました(^_^)。

これでＴＶで観たのと同じ形式のコッファーが出来たワケですが、しかし、今一つ「使いみち」が思い浮かびません（笑）。

恐らく、今回私が製作したバージョンよりも、ケースに入れたままで直接撃てるタイプの方が緊急事態への即応性では数段上だと思いますが、折角のガスBLK機をケースに入れたままで撃つのは何だか忍びなくてこんなシロモノを作ってしまいました(^_^;;;)。

以上、銃が主役ではない「番外の番外」でしたが、如何だったでしょうか（笑）。
インパクト勝負のイロモノ・アイテム、ウケ狙いには丁度良いかも(^_^;;;)。

Maverickコメント： ナガゾーさんから「こういうものを作ろうと思っているのですが、何処かに安物のアタッシュケース売って無いですかねぇ．．．」と最初にこれの構想を伺ったのはマルゼンＭＰ５Ｋの発売後間もない頃だったでしょうか、完成を大変愉しみにしておりました。
本文中にもあるように内蔵したままで撃てるもののほうが確かに実用性は高いのでしょうが、こちらの落下方式のほうがケレン味たっぷりで断然愉しいアイテムですよね〜！
こういった選択がいかにもナガゾーさんらしい嬉しい作品で、ワタシ的には満足度200％。(^○^)