銃本体もさることながらメンテナンス用品やアクセサリー、グッズ類といったものを揃えるというのも必要な事ですし、こういったものを徐々に集めて行くというのも楽しみの一つですよね。

今回はグッズの中でも代表格の一つでもあるホルスターとマグ・ポーチを取上げてみたいと思います。
ホルスターも使用目的によって様々な種類の物がありますが、ここではその中でもシューティングマッチなどコンペティション向きのものを「らの」さんと私の所有する物の中から幾つかご紹介させて頂きます。

シューティング、特にスピード系では「銃を素早くドロウする」ということも重要なファクターになりますから、ホルスターは抵抗なくスムーズに銃を抜けるように各部がデザインされており、各社それぞれに色々な特徴があります。

先ずは、らのさんが所有されているものから．．．

＝ ＳＡＦＡＲＩ　３兄弟？ ＝

※　なぜサファリの兄弟かというと、「ヘミスフィア」はサファリランド社長が子供に会社を譲ってビアンキに転職してデザインをしたものだからです。(^_^)

■　「サファリ３兄弟」

左：　ＭＧＣ（グローリーロード）製グロック用
サファリランド製トリガーロック・システム(#008-1トリガーガード・テンション･ブロック)が組み込まれています。
現在はＫＳＣグロック用に調整して使っています。

中：　サファリランド「００７ファイナルオプション」
SAFARILAND "#007 Final Option"
シングルフレームでフレームにスコープマウント搭載型のガバ用。
オプションの固定型角度変更パーツ（ネジ穴がいくつもあいていて、好みの角度に合わせられる）を追加してあります。

右：　ビアンキ「ヘミスフィア」
BIANCHＩ "HEMISPHERE"
その名の通り「半球面」のジョイントにより、角度を自由に変える事が出来ます。
基本的にフレーム長５インチまでのガバ用ですが、マズルアタッチメントを替える事で6.5インチクラスのリミテッドガンにも対応。
2011系のワイドトリガーガード用のものも出ています。

以上のものはトリガーガードを左右から挟み込んでロックするシステムになっており、銃を上に引き上げるようにドロウする事で解除されます。

下：　サファリランド「シングルマグパウチ(角度可変)」をアダプタで２連にしたものです。

左：　ギルモア「スピードリーダー」
Gilmore "SPEED LEADER"
色々な銃種に使え、前後の角度調整が可能で組替える事で左右両用に使えます。
オート用は４〜６、５〜７インチ用があり、リボルバー用は４〜７インチ。
ただし、ガタが多く実銃用としてはいまいち強度が心配です。(^_^;)

右：　ホーグの可変ホルスター
Hogue"Power Speed Universal Speed Holster"
プレート状のパーツとワッシャを組み合わせてネジで止める事によって各銃種に対応させる事が出来ます。(下の画像)

マズル側の磁石（銀色の金属部、強力）で、スライド側面を保持するようになっていますが、マズルガードを使うことで樹脂製のトイガンでも使えます。

欠点は指で解除するトリガーロック・システム（Ｔ字型のレバー）で、サファリランドなど他のホルスターは引き抜くとロックを解除できるのに対して、ホーグのものはレバーを押し込むことで解除するために余分な動作が必要になり、試合用には不利。
ただし、実用的には固定が確実なので問題なし。

ベルトループの交換でコンシール用のハイライド・ポジションにもなります。

■　イーグル社製品コレクション

続いては題して「イーグル社製品コレクション」、チョッと貧弱ですが．．．(^_^;)

イーグル社はご存知のとおり各種タクティカル装備の販売をしており、どれも高品質で格好良いものです。
その上あくまでも「実用品」ですから、とても丈夫です。
実戦の現場で、はたまたサバゲ用として愛用されている方も多いと思います。
欠点を挙げるとすれば輸入品ですから割と高価なことと、ホルスターやマグパウチは機種を特定しているので汎用性が無く、ものによってはエアソフトガンでは寸法が違っていて使えない可能性がある事です。

しかし良く出来た使いやすい製品ですので、買って損はありません。
ちなみに、私はＢＨ(ブラックホール)会場やショップの店頭で必ず現物を見て、対応機種を確認してから購入するようにしています。パッケージや本体（ベルトループの内側など）に必ず対応機種が書いてありますので、必ず自分で対応機種を確かめましょう。（店員さんに確認しても、形が似てるので間違うこともあります）

それではイーグル社製品のなかから、サバゲのみならずシューティングマッチ用にも使えるマグパウチとホルスターを紹介します。なお、これは私が所持するものですので、他にも目的に合わせた沢山の種類があります。

上段左（緑）：　92Ｆ用２連マグパウチ
上段右（黒）：　グロック用２連マグパウチ
中段左：　シングルマグ用３連マグパウチ
中段右：　ホルスター（フリーサイズ）
下段：　92Ｆ・グロック兼用型３連マグパウチ

※　兼用型以外のパウチは同形で同じ構造です。

○　ダブルカラム用２連マグパウチ

グロック用（黒）裏側：　ベルクロ（マジックテープ）のベルトループがついています。

92Ｆ用（緑）表側：　脱落防止のストラップカバーを使わないときはベルクロで固定します。

○　シングルマグ用３連マグパウチ

３連シングルマグパウチを上から見たところです。

ご覧の様にベルトループ側で連結してあり、体に合わせて折れ曲がるようになっています。

本体はプラスティック（カイデックス？）をナイロンで覆ってあり、マガジンが入る内側もベルクロの裏打ちがしてあって、スムーズに抜き差しが出来ます。

○　92F・グロック兼用型３連マグパウチ

３連兼用型は本体が一体構造でサイズ違いのマガジンにも対応していますが、せっかくの個別ベルトループも、脱落防止のテンションをかけるための横棒（プラ製）が渡してあるために折れ曲がり難く、体に合わせにくい構造です。