< 作品コンセプト等 >

前回のキンバー作成時、内部ﾊﾟｰﾂの補充用として、購入していた、ブレイカー12をどうにか活かせないかともんもんと考え中、例によってコンバット誌の３月号にあるものが掲載され(ｰＯｰ;）．．．と言う事で、レッツラＧＯ〜となりました。

ちなみにＷＡの「ブレーカー12」ですが、綴りが”BREAKER”でなく、”VREAKER”となっているのは、Ｖ12ポートを強調しての”当て字”なんだそうで、今回の名称もそれに倣いました。

●　スライド関係

今回もセレーションの彫り直しで、フロントのセレーションを少し後ろに下げて入れたのは、初弾を挿入する際にスライドを引く指に一番フィットするからで、よくＳＷＡＴがチャンバー内の装弾を確認するあれ用ですね。
フロント先端のリーフカット部の形状もＳＩＧ風に彫り直ししました。

●　バレル関係

ブレーカーはＶ12ポートですが、アルミ削り出し（ＷＡ製）のコーンバレルにポート形状を長丸状の６ポート仕様にして、全長も３ｍｍほど短くしてあります。

●　フレーム関係

これも前回同様にパテ盛り大作戦ですが、今回は”内張り”としてのアルミ板は使用しませんでた。理由は特にありませんが、後に削り込む程に、強度的に持つものかと心配しながらの作業でしたが、厚さ２ｍｍほどになっても問題ありませんでした。本当に最近のパテは丈夫ですね、ちなみに今回使用したパテも”チタニウムスティック（ＥＡ934ＷＡ-6）”です。

グリップ、トリガーガード部のチェッカリングも埋め、ゴジラ風（自称）ステッピングに仕上げました。
今回のステッピングの方法は半液体状のパテをまず薄く塗り、少し定着して半乾きになった所で、コンビニ割り箸の先等でツンツンと突ついて質感を出しています。
かなりのグリッピングですが、実銃なら手の皮が剥けると思います。（笑）

●　グリップセーフティー

”ＧＳＲ”の特徴の一つでもありますし、トライしました。ベースのヤスリ加工、パテ盛り後にリューターで成形して、あとはペーパー仕上げです。
実際のグリップ感は、違和感なく、気持ちフロントサイトが上がり傾向になるので、タクティカルライト着用時のバランスを考えると、なるほどなぁ〜と関心していますが、ＳＩＧはそこまで考えての事なのでしょうかね？

●　マガジンキャッチ

たいした加工はしていませんが、マガジンキャッチ・ロック部をキンバー風（六角穴）にしたかったので、一度マイナス溝を削り落し、中央に１．３ｍｍの穴をドリルで開け、次に１．５ｍｍの六角レンチを長手方向のみ残し棒状にし（バリは取りますが、エッジは残す感じで）、その後マガジンキャッチロックを固定し、１．３ｍｍ穴に１．５ｍｍのレンチをあてて、ハンマーで２、３回ガツーンと打ち込めば、ハイ出来あがり〜、六角キャッチ完成です。（笑）
実際に使えます．．．と言うか少し不便です。　って、「どっちやねん」（笑）
六角のサイズはもう少し大きい方がカッコイイと思いますが、次回は２ｍｍのレンチ穴加工にチャレンジしたいと思います。

●　塗装

今回も前回と同じ”ファインスプレーブラッセン”を使用しました。
この塗料は質感が工場量産型ガバメント風でドライな感じが気に入っています。この安っぽさがまたリアルかなぁ〜って。

今回もレール付きフレームとなりましたが、実はＳＩＧのＧＳＲを造るつもりで始めました。
「そんなもんバレバレじゃー」と言われそうですが、私の今の実力ではＳＩＧのスライドは無理！と判断し、あと多少の事情もありで、今回の作となりました。
実銃には存在しない形を造るのは、頭の硬いおやじーな私としましては、非常に困難を極めましたが、ブレイカーの素材の良さも手伝って「ありじゃん！これっ！」と自分を納得させる事が出来ました。成せばなる！！
内部は弄っていませんが、ブローバックスピードは絶好調で、私所有のＫＳＣグロック１７をも凌ぐ勢いになってしまいました、なんで？だろう？スライドのポートのお陰か？(*_*)

Maverickコメント：　今回もエッジの立ったピシッとした仕上げで素敵ですね〜！
ステッピング加工にはリューターで削ったり、ハンダごてを使ったものがありますが、今回のようにパテを盛っておいて”型押し”の要領で製作していくと云う方法だと、固まってしまうまでは修正も出来ますし、これはお手軽で良いですね。