< 作品コンセプト等 >

今年の3月ごろ、なぜかマルゼンのタクティカルライト”MT-1”を購入してしまいました．．．が、肝心のアンダーマウント付きの銃が手元には「BLAZER　GATE」しかない状態。
ちょうどその頃、久々にカスタムしたいなーと思い”M945”と引き換えに会社の上司からガバ用のフレームを手に入れたのですが、それがなんとコマンダーフレーム。
コマンダースライドは持ってないので、手持ちの材料でフレームを延長しようと思い、またちょうどその時に以前入手したモデルワークスグレネード製M9用アンダーマウントレールが出てきたこともあり、延長部分の補強も兼ねてアンダーマウント付きのガバを作ろうかなと思いました。

●　フレーム関係
コマンダーのフレームを、壊れて放置してあったガバのフレームのダストカバーを使って延長。その際、敢えてノーマルガバのフレームより2mmほど長くしました。
レイルの取り付けはE40eの時と同じく、ひたすら削って少しずつ合わせました。
出来るだけマウント位置を銃本体に近づけようと思い、レイルの溝部分の位置がノーマルフレームのダストカバーの底面と同じ高さになるように合わせています
接着時に若干目測を誤ってしまい、レイルがわずかに斜めになってしまいました。フレーム先端に向かって若干ですが上がっています。(苦笑)
トリガーガードの下部を削り込み、若干のハイグリップ化。パーティングラインも消してあります。

●　スライド関係
スライドは旧型のウィルソンCQB用を使用し、刻印をすべて埋め、「M1911A1　CAL.45」の刻印とオリジナルのマーク(某『サンダーランチ』のパクリ)を彫ってあります。
さらにエジェクションポートはぎりぎりまで拡大、リアサイトはWAの旧ノバックタイプを型取りし、これをベースにABS板とプラリペアで整形していますが、シンプル且つ頑丈な仕上がりになりました。
また、サイト形状に合わせてスライド後端上部を削りこみ、最近のWAガバのように　若干「リアルに見える」ように仕上げています。
ブリーチ固定用のねじ穴はノーマルリアサイトを削り込んで埋めてあるので強度的にも問題ありません。
バレルは旧タクティカル・スペシャルのマズルウエイト付コーンバレルを採用。

●　その他
トリガー、グリップセイフティはプロテクターのものを、サムセイフティはSV付属のものを流用し、マガジンキャッチはミリタリー用のチェッカータイプ。
ハンマーはニューMGCのモデルガン用のスプリングフィールドタイプ・デルタハンマーを加工して取り付けていますが、モデルガン用は軸穴の位置などが違うため、コック状態のハンマー位置がガスガン用のものとはだいぶ違ってしまいます。モデルガン用のものはガスガン用のものより倒れる角度が少ないのですが、バルブへの打撃力は足りているようです。
マグウェルはWAのウイルソン用。スライドストップはシェリフ製のロングワイドタイプを使用しています。
グリップはSCWストライカー用の黒グリップを装着しました。

出来は思った以上に良くなりました。フレーム延長の際の影響か、フレーム前方でのスライドのがたつきは皆無で、それでいて動きはスムース。
弾道に関しても最近よく参加する地元のインドアフィールドで使用する分には、まったく問題が無いレベルです。
今まで何度も”熊谷エリート”の後継機を製作し、結局どれも定着せず終わっていますので、今度こそは．．．と思ったんですが、やっぱり手に馴染んだ銃はそう簡単に換えられません。(^_^;)
今後はこの「サンダークラップ」と生まれ変わった熊谷エリートの２挺が主力装備になることでしょう。

Maverickコメント： 久々のＣＡＹＥＮＮＥさんの作品。パーツの流用等が、相変わらず上手ですね〜！　ライト用マウントの装着に伴い、バレルをタクティカルスペシャルのウェイト付に換装したことで、より一層ＣＱＢ用らしさが強調されていますね！
実際にゲーム等に投入されているということで、適度に荒れた外観も雰囲気を盛上げていますね。